林工業の強みSTRENGTH

「誠心誠意」をモットーに

当社は昭和44年に設立して以来、塵芥車(じんかいしゃ)のサイドパネル生産・加工、各種プラント工事部品製造、バレル研磨などを主な事業としています。
業務は多岐にわたり、継続していただいている仕事のほか緊急の仕事をいただくことも多々あるのですが、当社は基本的に営業マンがいません。積極的に営業をかけなくても仕事をおまかせいただけるのは、お客さまに対して誠意を尽くしてきたからです。常に「誠心誠意」をモットーに働いてきたおかげでお客さまに認められ、信頼を得ることができたのだと思っております。現在では、お客さまから「ぜひ林工業に頼みたい」と仕事をおまかせいただけるようになりました。
この精神は忘れることなく、ずっと守っていきたいと考えています。

おもしろいと思った仕事は積極的に引き受ける
ちょっとしたことを大きな仕事へつなげていく

現在の主な事業のひとつに「バレル研磨」というものがあります。この研磨法を用いて、金属加工の過程でできた切断面のバリ(不要な突起)を取り除いたり、表面をなめらかに仕上げたりします。
当社はバレル研磨をはじめて10年ほどになりますが、最初から事業にしようと思ってはじめたのではなく、もとは飛び込みでいただいた車の部品製造の仕事に付随する一作業にすぎませんでした。その部品製造自体いままで取り組んだことのないものでしたが、単純に「おもしろそうだ」と感じて直感で引き受けました。
最初は千個程度だったものが最大で数十万個にものぼり、バレル研磨も当社の一事業として発展したのですから、仕事というものはどうなるかわからないものです。
時代が刻々と変化していく中で、創業当時のまままったく変わらないものはほとんどありません。新しさを受け入れ、小さなことでも仕事につなげていく。そうやって当社は歩んできました。
会社を大きくしようとは、あえて考えておりません。ちょっとしたことをつないでいけば、やがて会社をささえる大きな幹になるでしょう。それで得たものを社員たちに還元していけたら幸せですね。

環境に配慮したモノづくり

当社は塵芥車(じんかいしゃ)のサイドパネル部品生産・加工に携わっています。ゴミ収集車は社会、人、そして環境に役立つものですよね。当社では仕事をするうえでも環境に配慮したモノづくりを心がけています。会社周辺は特に自然が多いところなので、その環境を壊したくはありません。
たとえばバレル研磨では水を使用しますが、濁った水が大量に出ます。汚水はとめどなく流れますが、絶対にそのまま放出せず、徹底的に汚水処理をしています。きれいにろ過した水だけを放出し、環境を美しく守る配慮をしています。

工場内は冷暖房完備。働きやすい環境を整えて生産性もアップ

工場で作業をする従業員にとって、暑さは大敵です。熱を使う仕事なので身を守るためのマスクや頭巾は必須ですし、半そでを着るわけにもいきません。特に夏場ともなれば猛暑の中でそういう作業をするわけですから、どれだけ暑いか。今まではスポットクーラーを使っていましたが、熱い排気が出るのであまり快適とはいえませんでした。
溶接をする工場で冷暖房完備というところはなかなか例がないのですが、当社では一念発起して2019年の春に冷暖房工事が終了したところです。
冷暖房設備を導入したことで、かなり快適に働きやすくなるでしょう。いままでは夏場の体調管理が大変でしたが、その不安が軽減される分、効率的に働けると考えています。

「働き方改革」の時代、スタッフ満足度の向上に努めてきた

今は特に社会全体で働き方が見直されている時代です。当社でも就業時間外に働かせるという過去がありましたが、あしき風習はゼロベースにして、就業時間をキチンと守ることに意識した労務管理を行うようになりました。もちろん緊急の仕事などもあるので残業をゼロにすることは難しく、任意で残業することもありますが、残業時間をオーバーしそうな方がいたら早く帰宅できるように積極的に声をかけています。
また、以前は昔ながらの職人さんが多く、若い方や新人さんたちには近寄りがたい雰囲気がありましたが、それでは働きづらい。日々の業務で気づくところから改善していきました。そのおかげで今は昔のような雰囲気はなく、従業員みんなが働きやすい職場になっていると思います。